井上真樹夫さん、天国へ。これぞ「五右衛門のテーマ」

「ルパン三世映画の中でも代表作の一つ」という評価と「名作ではあるが、本来のルパン三世の世界とは全く違う作品」と言う、ルパンファンの中でも意見が分かれる(私は最初は前者で今は後者に近い)「カリオストロの城」ですが、この映画で最も寡黙でセリフも少なく、その性格も描かれなかったにもかかわらず、とても記憶に残ったのは五右衛門のカッコ良さだったような気がします。

特に「可憐だ…」「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」というセリフが話題になりがちだけれど、私はラストに近いシーンで、「無用な殺生はせぬ」と言って刀を収めるシーン、あれはとても記憶に残った。

別に不要と言えば不要なシーンなのだが、ああいう細部に憎い抑えがあるからこそ、「カリオストロの城」は名作になったのではないかと。(よくよく考えてみると、あの映画のなかで、敵側にも情けをかける心を持ち、冷静沈着にふるまって、しかもそのことを口にしないのは中々人間ができている。最も成熟したキャラだったのかも)

あの映画においては、繰り返しますが五右衛門はほとんど登場シーンもセリフもない。しかしちゃんと記憶に残る。これはやはり、宮崎の演出のすばらしさ、五右衛門のキャラの立ち方、そして何よりも声優の井上真樹夫さんの声の魅力だろうなあ・・・

その井上さんはこの11月29日、81歳でお亡くなりになった。大往生とは思う。そして、ルパン三世の最新作がテレビで放映された日(すみませんが未見)に旅立たれたのも、何か不思議な縁を感じますね。

この素晴らしい演奏は、私にとって「五右衛門のテーマ」

そう思っている人がコメント欄に溢れていて、ファンの考えることは同じだなと思いました。

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