11月17日、西村幸祐氏のイベントがジャズバーサムライであり、私も参加します。

11月17日こういうイベントがあります。できれば第一部から参加することをお勧めします。西村氏はスポーツライターからスタートしたように思っている人多いかもしれないけど、「ミュージック・マガジン」にもいた人だから。

ついでに言いますと、今の若い音楽ファンにはピンとこないとは思いますが、少なくとも80年代初頭くらいまでは、ジャズやロック、また民族音楽の評論や紹介記事って、かなり政治的なバイアスがかかっていた。

黒人ブルースやジャズの根本にあるのは白人社会への反抗のメッセージだとされたり、ロック、特に60年代後半時期のロックはにヒッピー運動とかアメリカの文化革命と結び付けた形で語られたりしていた。民族音楽(今はワールドミュージックというのかな、もうこの言葉も古いのかな)も、第三世界の先進国への抵抗文化、と言った文脈で論じられることが多かった。

そして、沖縄の音楽もまたそうだったんです。「ヤマトへの抵抗」「琉球文化の自立=沖縄独立論」みたいに語る人(特にそういう議論は本土の左派評論家が声高に唱えた。みんな知らないだろうけど竹中労とか平岡正明とか)

ミュージックマガジンというのもまさにそういう傾向の雑誌で、特に編集長の中村とうよう氏にその傾向があった。ただ、これは名誉のために言っておきますけど、中村氏は、政治的な偏向はあったけど音楽を聴く耳は確かで、厖大な民族音楽レコードを収集し、かつそれを自分のイデオロギーは脇において音楽として広く紹介していく公正さもあった。

だからこそいっそう、政治的なことを言い始めると自分の言葉と音楽を聴く姿勢に分裂が生まれてしまう。中村氏が自殺したのもちょっとその辺の矛盾に耐えきれなくなったんじゃないかと思う。西村氏はたぶん中村氏の下で学んだことはきっとあると思うし、同時に、こうなってはいけない、ということも感じていたんじゃないかと思うが、まあそれは私の勝手な憶測です。音楽であれ何であれ、政治を安易に文化に結び付けていいことは何もない。

もう、音楽を政治イデオロギーに結びつけて論じるような時代は終わった。誰も理屈で音楽を聞いてはいないでしょう。音楽は政治なんかよりはるかにすばらしいもので、人間をどんなスローガンよりも励まし、希望を持たせ、或いは深淵をのぞかせる力がある、という事でいいのだと思う。

第一部ではその辺を西村氏の選曲する名曲の世界で感じてほしいし、その音楽の中から、もしかしたら、日本人が、そして世界が目指すべき希望のようなものを感じることができるかもしれない。くどいようですが、いい音楽というのはそれくらいの力を持っている。

「西村幸祐トークライブ」

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令和元年2019.11.17(日) 午後2時半開場
【第1部】西村DJライブ/3時~4時半
?《 音楽?アート?外交?政治?文学? 何が飛び出すか解らないトークにジャンルフリーの音楽をセレクト。新ジャンルの大人のためのDJを 》
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【第2部】撃論トーク/5時~7時半
?《 令和日本の真実-危機と難問に囲まれて 》
 出 演:?野伏翔 (演出家・映画監督),?佐々木類 (産経新聞論説委員),?三浦小太郎 (評論家),?藤木俊一 (国際問題アナリスト・テキサス親父日本事務局),?西村幸祐
料 金:
⚪第1部、1500円 (1drink付)
⚫第2部、2500円 (1drink付)
?1部+2部通し 3000円 (2drink付)

 会 場: JazzBarサムライ

 新宿区新宿3-35-5 守ビル5F
 JR新宿駅東南口~徒歩2分
 ご予約・お問合せ: Tel 03-3341-0383
 jike@n.email.ne.jp 宮崎
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