拉致問題の映画を撮ろうとした監督 須藤久さんのこと

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実は以前、拉致問題を映画にしようと頑張ってくれた人に須藤久という映画人がいました。朝日新聞で自決した野村秋介氏と共に「斬殺せよ!切なきもの、それは愛 」という映画を撮った須藤久という人。

私はこの須藤氏とは一度すれ違ってあいさつした程度のことしかありませんが、書いたものはいくつか読んでみました。この社会で虐げられた人々への深い共感、左翼的な現状打破の精神と、右翼的な情念を併せ持ち、高尚に見えて海外の思想の翻訳紹介や時節に載った流行言説しかない知識人やジャーナリストよりも、むしろやくざ映画の中に日本人の根本的な義理人情や、譲れない正義・道徳の理念を見出そうとした人という印象があります。

須藤氏はすでに亡くなり、拉致問題を映画化するアイデアはその段階で一時ついえたかに見えました。しかし、亡くなった方には不当な言説かもしれませんが、おそらく須藤氏の場合、情念や憂国の想い、日本国民の無関心や政府のだらしなさへの怒り、また、おそらく南北朝鮮半島の複雑な情勢や愚弄される在日などのテーマを詰め込み過ぎて、かなり混沌とした映画になってしまった危険もあるように思います。

それは、先述した「斬殺せよ」でも、いろいろ面白い要素(貧しい農村と人減らし、女郎に売られる人たち、2・26事件の青年将校、また任侠精神で彼らに接するやくざ等を描こうとして、ちょっと映画としては混乱してしまったところがあったから。ただ、何を須藤氏がやりたかったかはよくわかる映画ではありました。こうして野伏監督によってこの映画がつくられることは、私はやはり、拉致問題にとってよりふさわしい表現者を得たのかなと正直思いました。

ただ、これをきっかけに、もし須藤氏という名前に興味を持ってくださる人がいたら、須藤氏の作品「斬殺せよ!」をDVDなどで見てあげてほしい。そして、志半ばではあったけれど、やはり拉致問題に取り組み、映画人として作品を残すことで被害者奪還と日本国の覚醒を目指した人がいたことを知っていただければ幸いに思います。

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