津川雅彦氏、天国へ。こっそり言うけどこの人が監督した「次郎長三国志」結構好きだった

津川雅彦さん逝く 妻朝丘雪路さん死去から3カ月余、歯に衣着せぬ発言 実業家の顔も

 映画「狂った果実」や「マルサの女」など伊丹十三監督の作品などに出演、また「寝ずの番」など監督としても活躍した俳優の津川雅彦(つがわ・まさひこ、本名加藤雅彦=かとう・まさひこ)さんが4日午後5時45分、心不全のため都内の病院で死去した。78歳。京都府出身。4月に最愛の妻、朝丘雪路さん(享年82)を見送ったばかりだった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は女優で長女の真由子(まゆこ、本名加藤真由子=かとう・まゆこ)。

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この方はテレビであれ映画であれ、とにかく何でもこなせるほんとうに器用な役者だったと思うし、たぶん大物になっても現場ではいい意味で使いやすい人だったんじゃないかと思う。「プライド」に出演した時、記者の低レベルの質問に質問で切り返したのもかっこよかった。「A級戦犯である東條を演ずることをどう思いますか」「じゃあ、君はどう思うんだ」

要するにこの質問は映画への質問ではなく政治的立場への質問であり、役者が答える義務はない。(たとえば、「東條氏という人間を演ずるとき何に一番気を使いましたか」という質問ならば、津川氏はちゃんと答えただろう)そして、記者自身にはもうほしい答えがあるわけだから(津川氏が東條を肯定する言葉が欲しいのは見えている)それを言ってほしいのなら自分からそういえばいい。

今思い出したのは「時代屋の女房」夏目雅子が一番きれいに取れている映画はこれだと思う。(こういうのを美人女優というのだろうなあ)津川氏はわき役だけどこれがまたいい味を出している。後、一般的には不評だったし、確かにオリジナルの魅力と比べてはきついが、この人が監督した「次郎長三国志」(2008)は、あの時代劇をもう一度今の感覚で撮りたい、という意欲作として私は結構楽しんで観ました。

津川氏の好きな作品はひとそれぞれでしょう。そして私としては、拉致問題にも関心を持ちポスターなどで協力してくれたことにも感謝したい。政治的な意見も述べたこともあるがそれはこの人の本質ではなく、娘を溺愛し、妻を最後までみとった津川氏らしく、家族が引き裂かれたことへの怒りと悲しみで協力してくれたのだと私は勝手に想像しています。天国ではたぶん、まず奥さんと、次には伊丹十三氏と再会しているだろうから、またそちらでもいい映画を二人で作ってほしい。

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