週刊モーニング、今この雑誌が出るだけで木曜日が楽しみだ。「空男」は王道少年成長漫画、「ガガバッカ」はハラハラしながら読んでる。後、ジンギスカン=義経伝説まで登場

週刊モーニング、今この雑誌が出るだけで木曜日が楽しみだ。「空男」は王道少年成長漫画、「ガガバッカ」はハラハラしながら読んでる。後、ジンギスカン=義経伝説を漫画化した「ハーン」まで登場したのは驚いた。

他にも面白いマンガはもちろん載っているのだけど、以上三作はかなり衝撃的だったので紹介します。「空男」(糸川一成)は、要するにキャビンアテンダントを目指した少年の物語なのだが、これが驚くほど王道の少年成長物語になっていて、しかも見事に成功している。最悪の環境下、夢を目指し、それもほとんど不可能なはずだったのに周囲の支援もあって成功、だがその後、現実の様々なトラブルや失敗、挫折を乗り越えて成長していく・・・・こう書くと、職業の特殊さを除けばまったく当たり前のストーリーなのだが、こういう青春王道物を今漫画で書く、しかも青年誌できちんと書くのは難しいはず。作者は取材も力量も相当なもんだと思う。

「ガカバッカ」(赤堀君)は逆に、毎号毎号、いったいこの漫画はどこに行ってしまうのかとハラハラしながら読んでいる。ゴッホをはじめ、天国の画家たちが現代日本に転生し漫画家を目指すという、発想としてはありそうなストーリーだけど、思いついても相当の覚悟と見通しがないと書けない漫画だと思う、しかしこれがギャグとして実によくできている(ゴッホが2チャンネルに書き込んでいるところとかほんと笑える。)ただ、ゴッホが主人公なのだからいつかゴーギャンが出てくると思ったのだが。ついに登場、しかし、これにはやられた!ネタバレなので書かないが、この姿で転生するとは思わなかった。ある種同性愛的なものを感じるゴッホとゴーギャンの関係を思えばありえた発想なのだが・・・ただ転生したゴーギャンが「I Love・タヒチ」のシャツを着ているので驚きとともに笑いがこみ上げる

「ハーン」(瀬下猛)は、義経=ジンギスカン伝説をベースに漫画化したもので、私は正直この手の偽史的な作品は、諸星大二郎くらいの才能がない限りあんまりやるべきじゃないと思っていて、最初の1,2回はちょっと抵抗があった。しかし、モンゴルの草原での義経の活躍が、当時のモンゴル社会や、後の好敵手となるジャムカの描き方など含めて、実にうまく描かれていくので、作品に今はどんどん引き込まれていく。これもはたしてこの後どうなるかわからないのだが、「草と鉄と羊」という副題からしてかっこいい。

週刊モーニングという雑誌がこの世にあることは、「とりあえず来週も木曜日がある」という事実と共に、マジで私の生きがいの一つとなっている

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