三橋貴明氏について素人なりに一言(追記あり、11月9日)

経済評論家の三橋貴明氏が逮捕されたというニュースがありました。

三橋貴明氏とは、確かチャンネル桜の討論番組で一度一緒になったことがあります。勿論経済音痴の私と彼では会話もかみ合うわけがなく、それほど議論したという記憶はない。後、頑張れ日本の忘年会では確か二度ほど立ち話というかご挨拶をしました。それ以上のお付き合いはなく、三橋氏の本でもちゃんと読ませていただいたのは1冊か2冊しかありません。経済学の本ってそもそも苦手で読めないんです。

その上で申しますが、仮に彼が事件を起こしたとしても、それと彼の経済理論とは何の関係もない。それによって彼の理論の価値が上がるわけでも下がるわけでもない。これは言うまでもないことなんですが、書いたものと書いた個人との関係というのはそういうものです。そして、私自身人格や性格においては人を批判できるような立派な人間ではないので、こういう時他人を責めるつもりもありません。

その上で、これは経済音痴の印象論としてのみ申しますが、三橋氏の根本的なモチーフは、経済というものを国家、また民族性と絶対切り離してはいけない、ということにこだわり続けたところにあったと思います。そして、資本主義が民族性や国家から遊離していけばいくほど、個人は経済的にも社会的にも疎外されて生きる根拠を失い、そこから自殺や少子化が生まれる、90年代以後、自分たちの世代はその影響をもろに精神的にも現実生活でも受けたのだという意識は強く感じました。ちょっと誤解を招くかもしれませんが、ある意味、三橋氏はかっての新左翼の純粋な面(マルクスの疎外論にこだわった人たち)の後継者になるんじゃないかと思ったこともあったほどでした(これはいい意味でですよ)。

まあ、上に書いたような数回の出会いとちょっと読んだだけでこんなことをかいたら三橋氏や彼の読者はお怒りかもしれませんが、素人なりの印象というのもあるのでどうかお許しください。三橋氏が今後も、自分のモチーフをさらに深化させていくことを期待します。

(追記)

三橋氏は、御本人のブログによれば、奥様が被害届を取り下げたということで釈放されました。
氏は、暴力をふるったことは謝罪した上で、マスコミの報道に対して批判的に記しています。それを受けたうえで、この件については何人かの方から直接ご意見を頂きました。ここにいくつか意見を付け加えておきます。

その人の人格、また引き起こした事件と、思想や意見を切り離して評価はできない、という方も確かにいようかと思います。そのお考えも確かにありうるでしょうが、私自身は、私と異なる政治的立場の人間に対してであれ、人格とその思想への批判はできるだけ分けて考える立場は守りたいと思う、というのが一応の原則です。もちろん、これは他人に押し付けられるものではなく、この考えが絶対的に正しいとも言えませんが。少なくとも、権力者ではない個人の場合は、この原則はできるだけ守ろうと思います。

後、今回を財務省の陰謀論で論じるつもりは全くありません。家の中で妻に暴力をふるった以上、通報されれば警察が逮捕に赴くのは当然です。その点では弁護の余地はありません。ついでに付け加えておけば、今後、仮に私自身が何かの罪で逮捕されることがあったとして(お金だらしないし性格破綻してるし最近酒飲むと記憶飛ぶので、あり得ないとは言えないので先んじて書いておきます)それは朝鮮総連や北朝鮮やそのほかもろもろの陰謀という可能性はまずありえません。彼らはそんな暇ではないし、私もそんな大物ではありません。勿論政治家や警察も私のことなどたぶんろくに名前も知りません(あった議員はいますけどね、私のことを覚えている人など多くて2,3人でしょう)

ただ、これまで三橋氏を明確に批判してきたのならともかく、このような時にマスコミに乗じて石を投げる行為はしたくないですし、彼の経済理論は私は正直理解しているとは言えませんが、少なくともそのモチーフはわかるような気がするので、このような形で書き込ませていただきました。

ただ、最後に余計なことを言っておきますが、三橋氏もマスコミに対し、このような形で挑発的なことをかくのは現段階ではよくない。多少なりとも自分が世の中で意見を表明し、かつ、不当逮捕もありうるとまで言っていれば、それは報道関係にとって一つの「ネタ」になっていることは確実で、このような形で報じられることは覚悟の上のはず。妻や周囲をこれ以上傷つけないためにも、今は「妻に暴力をふるったことは反省しています、謝ります」とだけにとどめるべき。まあ、このフェースブックを三橋氏が見ているとは思えませんが、この件については、この書き込みで終わろうと思います。

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