きよし この夜 イブの夜、徹夜で作られた名曲

有名なクリスマス・キャロル「きよし この夜」が生まれた時のエピソードがあります。1818年、オーストリアの貧しい教会で、クリスマス・イブの夜にオルガンの音が出なくなり、翌日のクリスマスで讃美歌の伴奏もつけられない状態になったため、司祭のヨーゼフ・モールが歌詞を書き上げ、オルガン奏者で小学校の教師だったフランツ・グルーバーが、メロディを作曲、12月25日に、グルーバーのギター伴奏で歌われたというお話。

まあ色々な伝説同様、これも誇張された部分が多いらしいんですけど、それはそれとしてこのお話は、貧しくたぶん古くて壊れかかったオルガンしかなかった教会で、しかも一晩しか時間がない中、必死で作り上げた曲がやがてクリスチャンでなくても世界中に愛され歌われるようになった、という、中々美しい物語として素直に受け取ればいいかと思います。

「クリスマス・キャロル」と言えば、ディッケンズの素晴らしい物語を思い出す方が多いでしょうが、この物語を現代に置き換えたのが「3人のゴースト」という、ビル・マーレイ(「ゴーストバスターズ」が有名かな)主演の映画。あんまり評価は高くないようですが、個人的にはなかなか面白くみれます。

テレビ会社の社長でお金と視聴率以外何も考えていないような人間が、次第に人間性に目覚めていく話なのですが、ヒロインのカレン・アレン(映画「レイダース」にも出てる)もいい味を出してますし、ビル・マーレイのアクの強さが中々はまっています。これちょっと勘違いかもしれませんが、トランプってちょっとこのビル・マーレイ演ずるテレビ会社の社長のイメージとだぶる時があります

この映画ではワンシーン、マイルス・ディヴィス、デビット・サンボーン、ラリー・カールトンがストリートミュージシャンとして演奏している場面まで出てきて(しかもビル・マーレイが彼らの演奏をやじりながら通り過ぎてゆきます)あそこはなかなかすごいシーンでした。傑作映画、とは言い切りませんが、時々見たくなる作品としてご紹介します。

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