懐かしい本を古本屋で入手 「イソップの寓話」二宮フサ翻訳 白水社 ラ・フォンテーヌのイソップ伝が素晴らしい

神保町で先日、古本屋で懐かしい「イソップの寓話」二宮フサ 訳 白水社 を購入。これ、確か中学3年生くらいに母親に買ってもらった記憶がある。以前もこのブログで書いた気もするけど、私はイソップ寓話がたいへん好きで、本書は当時夢中になって読んだ。いまは、小堀圭一郎氏の研究を通じて、この翻訳されたイソップのテキスト以外にも、おそらく読み物としてはもっと面白そうな版があることを知った。しかし、それはそれとして、最も簡潔で、何の飾りもなく、余計な近現代人の解釈も個性もなく、ただ人間の様々な姿が、動物の姿を借りて提起されているようなこの翻訳を子供のころ読んだ時、それまでの児童向けイソップに親しんでいた自分が多少大人になったような気になったのを覚えている。その後何度か家を整理した際に無くしてしまっていたのだが、懐かしさのあまり買ってしまった。

当時は十分理解してはいなかったけど、本書には、ラ・フォンテーヌのイソップ伝が付記されている。フォンテーヌは開口一番、歴史はホメロスとイソップについてのきちんとした伝記を伝えていない、こんな価値のある人なのに、と述べるところから書き始めていて、この気持ちは誠によくわかる。このフォンテーヌの伝記を読み返していて、むしろイソップ寓話以上に面白く、18世紀のフランス古典詩人が本当にイソップを尊敬していたことがわかった。いつかこの伝記も紹介してみたい。いまは二宮氏の翻訳は偕成社文庫として出版されていて、これは中世の版画を数多く挿絵に入れているようだから、本としてはそのほうが面白いと思う。まあ、この白水社版は私の青春の想い出で、あとは死ぬまで持っていることにします

そして今日、二宮フサ氏が、今年3月に亡くなっておられることを知った。勿論何の面識もないけれど、私の少年時代を豊かにしてくださった方の一人として敬意を捧げたいと思う。

これも本当に古代ギリシャの音楽かどうかは私にはよくわからないのですが、このレコードは確かに面白かった。いろいろ考えるのは学者や研究者に任せて、私は、こういうのが古代ギリシャに響いていて、そしてイソップも語っていた、と考えて幸せな気分になっています。最初の「ジャーン」というのちょっといつ聴いてもビビるけど

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