今井絵理子氏のこと

私は元々持てたためしはなく、またろくな人間でもないので、他者の恋愛トラブルだの不倫だのは、当人と親族以外にはどうでもいいことだと思っている。かつ、スピードの曲もあまり聞いたことがなく、今井絵理子氏についても、自民党が例によってタレント議員を担いだのかな、くらいにしか思っていなかった。

しかし当選後の今井氏のインタビューにはちょっと感心した。週刊プレイボーイのインタビューで「視覚障碍者は投票に行っても点字の投票用紙がないから自分では投票できない」と語っていて、なるほど、そういう視点を持っているのかと感心したことがあった。沖縄問題も、小学生時代から上京して後は芸能活動だけの日々だったから意識したことがなかった、と言い、正直な発言だと思ったことがある。全体として好感の持てるインタビューだったという印象は今も変えるつもりはない。

でもそのあとは、少なくとも外部から見る限りは自民党の選挙応援団として使われている印象しか映らなかった。そして今回の騒動をみると、やはりこの人はまず目の前の感情に突っ走ってしまって周りが見えなくなるのかなという印象を持たざるを得ない。今更遅いかもしれないが、このインタビューでの初心は忘れないでほしい。以下、週刊プレイボーイインタビュー(2016年10月)から。

―当選後、現在の実感はどうでしょう?

今井 まだ強くは感じてません。納得している仕事をまだ何もしていませんから。

―納得できる仕事とは、障がい者福祉に関する政策の立案でしょうか?

今井 そうですね。選挙ひとつとっても、投票所に点字がないから視覚障がい者は自力で投票ができません。そんな現状や障がい者福祉、教育…様々なシーンで障がいを持つ人が自立できるようにするためのことを考えたいと思っています。

―現実にはいろいろな障壁もありそうですが?

今井 そのために自分は何をすべきかから勉強中です。あと、障がい者福祉に関する法律は必要としている人たちに届かなければ意味がないんですよ。そのためにはいろんな人の意見を聞いて、勉強をして、疑問をひとつひとつ解決しながら自分の答えを出して政策を考えないといけないと思っています。

―ご自身が掲げている障がい者福祉もですが、今井さんといえば出身地の沖縄の問題も避けて通れないと思います。当選直後、TVのインタビューで沖縄の問題と「これから向き合う」と言ったら、池上彰さんに「ちょっとびっくり」とリアクションされましたが…。

今井 本当のことなので仕方なかったと思います。それに、正直な話をすれば、これまで沖縄の問題と正面から向き合う機会や時間がありませんでした。

―小6で上京して、SPEED時代は睡眠時間も十分に確保できないほど忙しかったでしょうしね。

今井 言い訳になると思いますが、まず沖縄の問題を感じる前に上京しちゃいました。沖縄に住んでいた頃は歌やダンスに夢中で、自分の夢を叶えるのに精一杯。SPEEDが解散して少し落ち着いたと思ったら21歳で出産。息子の障がいと向き合うのに必死で、ずっと目の前のことに追われていました。

議員になったことで今、故郷の問題としっかり向かい合う機会をもらえたので、今後はどんな形にせよ沖縄が良くなるように働きかけたいと思っています。

http://wpb.shueisha.co.jp/2016/10/01/72803/

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