チャック・ベリー、天国へ。ファーザー・オブ・ロックンロール、永遠なれ

チャック・ベリーの名曲「ジョニー・ビー・グッド」、まさにロックンロールの代名詞というべき曲なのですが、この曲の歌詞の、私なりの「超訳」を紹介します(でもそんなに原詩と変わりませんよ。嘘だと思ったら英語詩に当たってね)。ご一読ください。

ルイジアナの南ニューオリンズ

緑の森の奥深く
丸太の小屋が建っていて
住んでる子供はジョニー・B・グッド
読み書きもまるでできないが
ギター弾かせりゃ最高さ
Go go、Go Johnny go、Go Go Johnny go
Go  Johnny goGo Go Johnny go Go
Johnny B. Goode

ジョニーはギターを抱えては

鉄道線路のわきに来て
木陰でギターをかき鳴らす
列車のリズムに乗せながら
旅人たちは聞きほれる
こいつのギターは最高だ
Go go、Go Johnny go、Go Go Johnny go
Go  Johnny goGo Go Johnny go Go
Johnny B. Goode

ジョニーのママはいつも言う

お前はいつかスターだよ
国中の人が集まって
お前のギターで踊りだす
ホテルのライトに輝くよ
「今夜はジョニーのギグの夜」
Go go、Go Johnny go、Go Go Johnny go
Go  Johnny goGo Go Johnny go Go
Johnny B. Goode

繰り返し言いますが、これは私の「超訳」ですからね。そしてさらに付け加えれば、このジョニーは「読み書きもろくにできない」南部ルイジアナの黒人少年。その少年が、列車のリズムでギターを弾き、旅から旅の一生を送った黒人ブルースメンの伝統を引継ぎ、それをロックンロールの新しいリズムや、カントリーのメロデイと結合させ、黒人も白人も躍らせた偉大なアメリカンヒーローとなる人種を越えた物語こそがこの歌の本質(と、私は確信している。この曲は何度聴いてもそうとしか聴こえない)。

ジョン・レノンが、チャックベリーを、歴史を越えた偉大なロック詩人、とたたえたのは誇張でもなんでもない。「ブラウン・アンド・ハンサム・マン」では明確に黒人を讃え、「メイベリーン」は現在のラッパーも逃げ出すほどのリズム感を発揮、「スイート・リトル・シックスティーン」では、何かに目覚めつつあるけれどもまだまだ自分ではそれに気が付かない白人少女の想いを歌った。このジョニー・B・グッドの歌詞を、チャックが1958年に書き、ここで紹介する映像の様に、それを堂々と白人の前で歌い上げていた。これこそ。ブラック・イズ・ビューティフィルの先駆者。顔は笑ってもこの映像のチャックは眼は笑ってない。「おれをニガーと呼ぶな!白んぼ(ホワイティ)ども!」と、スライ・ストーンの10年前に目で語っている。同時にすごいのは、彼のギターとパフォーマンスが人種の壁なんか吹っ飛ばしていること。

彼がいたからこそ、エルヴィスも、ビートルズも、ストーンズもあったことを忘れちゃいけない。

チャック・ベリー、天国へ。
ファーザー・オブ・ロックンロール、永遠なれ。
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