江東映像文化振興事業団上映会にご参加いただきありがとうございました 次回は12月17日です

9月3日、江東映像文化振興事業団上映会にご参加いただいた皆様方、まことにありがとうございました。
「原子怪獣あらわる」「プルガサリ」という大変素晴らしい作品の(?)上映会で、参加者は10名ほどでしたが、しかも全員男性、あと私と但馬さんがオタク話をするという、ちょっとこれまでの上映会とは違う大変濃い(?)雰囲気になりまして、よく皆さま我慢してついてきていただいたことと思います。深く感謝いたします。

しかも「プルガサリ」上映後は拍手が起きるという予想もしなかった光景が見られ、北朝鮮と日本との合作というべきこの作品への評価の高さを再認識いたしました。というより、この映画、名前と内容は知っていても実際に見た人は少ないようで、参加者の中でも初見の方が多かったのでしょう。しかし、これは上映会でもちょっと言ったのですが、この作品を撮影していた間、北朝鮮のスタッフはすごくやりがいを感じていたと思います。やっぱり、つまらないプロパガンダ映画ばっかり作っているより、世界に官たる日本の特撮チームと、怪獣が暴君を倒す特撮を作っているほうが絶対作っていて楽しいはずだし(ただ、大量に動員されるエキストラ、観てみると相当危険なモブシーンをやらされていて、あれちょっと怖くなった)映画人として興奮していたと信じます。あの映画に関わった方々は、いまいったいどうしているのだろうか。

監督の申相玉は、韓国から拉致され、この映画の撮影後、再び亡命していることは周知のとおり。ソウルで2006年に亡くなっています。これは全くの偶然ですが、没後10周年、生誕80周年の今年、ささやかとはいえ上映会をすることになったのも何かのご縁。北朝鮮映画の名作と信じるこの作品、興味のある方はぜひDVDなどでご覧になってください。

飢えた農民軍が木の皮をはぎ、草や根っこを煮て飢えをしのぐシーン、罪もない農民たちが、暴君の戦争の武器のために大切な農具を没収され(先軍政治そのもの)、それを阻もうとした鍛冶屋が拷問を受け殺されるシーン、なんだかこの映画、北朝鮮そのもののようにみえてくるし、「将軍」がまさに思い付きのような無謀な作戦をしたり、山をも吹き飛ばす兵器「将軍砲」「獅子砲」をぶっ放す(その割に全然効かないのですが)など、どうも見れば見るほど、この映画現実の北朝鮮、もしくはそのパロデイのように見えてくる。これも会場でちょっと思ったんですけど、映画の作成者たち、無意識のうちにこの映画の中で反政府の心情を込めていったような気すらしてきます。

金正日は果たして、この映画を観終わった後どう思ったのだろうか…・

なお、江東映像文化振興事業団の次回上映会は12月17日、場所は同じく、亀戸文化センター6階の第3研修室です。

上映作品は未定ですが、よろしければぜひご参加ください。
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