白石念舟先生のご冥福を祈ります

去る11月10日、ウイグルの留学生への支援や、日本におけるウイグル運動に献身的な協力をされた、白石念舟先生がお亡くなりになりました。

白石先生は日本ウイグル協会の発足や、日本におけるラビア・カーデイルさんの紹介にも多くの力を注がれました。しかし、ある時期から、私はそれまで大変お世話にもなったにもかかわらず、少し距離を取らせていただくことになりました。その理由はここでは申し上げませんが、一番の理由は、ウイグル運動自体に対し、私が責任を持って取り組むことができなかったからでした。白石先生のご期待に添えなかったことは申し訳なく思っています。

ただ、少し距離を取って白石先生のお働きを観させていただくにつけ、この方の人格の広さは逆によく見えるようになりました。自分と考えが合わずに去って行った人たちに対し、白石先生は心中はともかく、公の場では決して批判しませんでした。その方々とお会いするときには、いつも励まし、また、心置きなく相談に乗っていました。ある方からお聞きしましたが、手ひどい裏切りに近いことを行ったウイグル人に対しても、全く変わらぬ態度で接しておられたということです。

白石先生とはご縁の薄かった私ですが、「ウイグル12ムカーム」の翻訳書が萩田麗子さんの訳で高木書房から出版されたとき、私が少しだけ協力したことを、過分なほど評価してくださったとのことです。誰もウイグルのことなどに関心を持たなかった時代、シルクロードクラブを作りウイグル留学生を助け、ウイグルにおける核実験の問題をいち早く日本に伝え、最後まで、アジア諸民族の文化復興と民族自決を訴えられた白石念舟先生。今頃は天国で、先生の愛したシルクロードの精霊たちとお会いしていることと思います。心よりご冥福を祈らせていただきます。

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