本日、知人の結婚式

本日は知人のライターの結婚式です。私よりははるかに有名な人なのですが、ご本人が今のところは公表していないので、まあプライバシーだし私からはお名前は控えます。どうせそのうちわかるだろうし。

私が初めて参加した結婚式は、確かソウルで、北朝鮮強制収容所についての著作を持つ安明哲氏の結婚式でした。ああなるほど、韓国の結婚式とはこうしたものかと、妙に感心した覚えがあります。もう20年近く前のことなので細部は覚えていないけど、とにかく宴会のノリが続く。多分、昔は日本もこうだったのだろうけど、親類縁者・友人はもちろん、なんかどんどん関係なさそうな人まで入ってきて延々と盛り上がっていて、私が連想したのは、これは「村祭り」のノリだということ。

お隣に座っていた日本人難民支援者の人が「なかなか荒々しいなあ」と感心したというか圧倒されていたようにつぶやいていたのを今も覚えていますが、私は大変楽しかったです。安氏のご婦人は韓国人で、脱北者は脱北者同士で結婚することが多いんですけど、彼がしっかり韓国に溶け込んだ証拠のような気がしてうれしかった。安氏とは最初に日本に講演に来た時多少同行させていただいた思い出しかありませんが、実に朴訥な人だった。

それと、たぶん一生に一度、最初で最後ですが、なんと知人の結婚式の司会というのをやったことがあります。あれは永遠に忘れられないすさまじい結婚式で、新夫側の参列者が私を含めて運動界隈の方々、スピーチも過激なものばかりで、もう何が何やらわからぬうちに終わった。今もお幸せに暮らしていることと思いますが、あの結婚式のビデオとかあったら一度見直してみたい気もするけど、まあ永久に観ないほうがいいかな。

それと、ちょっとつらかったのは、ある脱北者が日本で結婚したときの式。仕方がないことかもしれないけど、彼が北朝鮮から来たことは伏せられていた。参列者の中でも知っている人もいれば知らない人もいる。一言メッセージを、と言ってビデオを向けられたけど、正直何を言っていいのか。複雑な思いでした。ついでに余計なことを言うと、そこで余興として「しろいうさぎとくろいうさぎ」という絵本の朗読があったのですが、この名作とされる絵本、私はどうも好きになれず(絵は素晴らしいのだけど)ますます複雑な思いでひたすら酒を飲んでおりました。

というわけでどうにも、知人の結婚式を祝うような文章ではなくなってしまっていますが、なんにせよ、今回はおめでたいお知らせで、たぶんよい結婚式になることと思います。今の日本の結婚式のスタイルは、神前であれ仏前であれ明治以後の「近代化スタイル」で、たぶん昔は自宅でやっていたのでしょう。権藤成卿という日本独自の農本主義を確立しようとした思想家に、結婚式についての大変ユニークでかつ関心する文章があるのですが、めでたい日にこれ以上堅い話もなんですので、そろそろ出かける支度をすることにします。何にせよ、ご結婚おめでとうございます。

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