「津田左右吉、大日本帝国との対決 天皇の軍服を脱がせた男」(勉誠出版)

津田左右吉、大日本帝国との対決 天皇の軍服を脱がせた男(勉誠出版)

内容紹介

「今に日本は世界中から袋叩きにあうぞ」

明治末年、津田は日本近代の破局を予言した。

天皇を軍事指導者に祀り上げる帝国に真っ向から対決し、その本来の姿を説いた「津田裁判」。
法廷対決に秘められた歴史の叡智とは?
戦後70年、全く新しい「格闘する」評伝津田左右吉。

著者について

大井健輔(おおい・けんすけ)

本名 児玉友春。昭和56年(1981)2月28日生まれ。千葉県柏市出身。立教大学文学部史学科卒。同大文学研究科史学専攻修士課程修了。同大同博士課程中退。研究分野は日本思想史。
『新日本学』(拓殖大学日本文化研究所)『昭和史講座』(保阪正康事務所)『北の発言』(西部邁事務所)『史学雑誌』(東京大学文学部)『皇学館論叢』(皇学館大学人文学会)『立教日本史論集』(立教大学日本史研究会)などに論文掲載。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B4%A5%E7%94%B0%E5%B7%A6%E5%8F%B3%E5%90%89%E3%80%81%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E6%B1%BA-%E5%A4%A9%E7%9A%87%E3%81%AE%E8%BB%8D%E6%9C%8D%E3%82%92%E8%84%B1%E3%81%8C%E3%81%9B%E3%81%9F%E7%94%B7-%E5%A4%A7%E4%BA%95%E5%81%A5%E8%BC%94/dp/4585221115/ref=pd_rhf_gw_p_img_1

知人の大井健輔氏が処女作を発表いたします。3月20日発売ですが、津田左右吉という、ある意味日本の近代を全身で体現した真の意味でのリベラリストの生涯と思想をわかりやすく書いておりますので、ぜひご一読いただければと思います。

現在、世界はゆがんだグローバリズムによる均等化と階層化が進み、それがゆがんだナショナリズムによる排外主義や宗教原理主義を引き起こすという泥沼の政治情勢の中に落ち込もうとしています。その今だからこそ、津田のように、西欧近代の価値観を正面から受け止めるとともに、それと日本伝統との確かな結合をめざし、日本浪漫派的な反近代主義にも、西欧植民地主義の裏返しとしての単純なアジア主義にも組せず、軍部の圧力にも戦後民主主義の偽善にも断固抵抗した人間の思想を学ぶことが大きな意義があるはずです。本書がそのような日本の思想的再生をもたらす一助となるように、特に20代、30代の人たちに届くことを祈念します。

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4 Responses to “「津田左右吉、大日本帝国との対決 天皇の軍服を脱がせた男」(勉誠出版)”

  1. 伊藤田雄三 より:
    三浦先生、児玉君の著書のご紹介ありがとうございます。これで彼も天職を得た気概をもち続けていただけたらと、期待しています。
    また上京の折にはお会いしたいと思います。
  2. 大井健輔 より:
    著者です。
    ご紹介頂き、三浦先生のご好意に感謝いたします。今度編集者氏含めて飲めたらいいですね。どうしたら売れるか、いろいろ知恵を絞っている最中です。お力添え誠にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

    >>現在、世界はゆがんだグローバリズムによる均等化と階層化が進み、それがゆがんだナショナリズムによる排外主義や宗教原理主義を引き起こすという泥沼の政治情勢の中に落ち込もうとしています。

    >このような大きな視点から津田を見てくださるというところが素晴らしいと思います。私自身蒙が啓かれる思いでした。

  3. 大井健輔 より:
    ブログも始めたので見てください。よろしくお願いいたします。http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp
  4. miura より:
    いえいえ、まずはデビューおめでとうございます。
    津田左右吉をはじめ、日本近代にはもっと読まれるべき知識人が沢山いるのに、評伝や、その現代的意義まで踏み込んだ解説が少ないのが現状です。今後のご活躍に期待しております。そのうち、将棋についてのエッセイなど考えてみてはいかがですか。

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