10年以上ぶりに?座・キューピーマジックの芝居を再見した

本日、下北沢の駅前劇場にて、座・キューピーマジッツクの「黒いスーツのサンタクロース」を観劇しました。
私は芝居や映画に関しては、基本的に「批評」ではなく、ともかく楽しませてもらおうと思っています。そして、懐かしさとともに、本当に今日はいい時間を過ごさせてもらいました。

この芝居は、確か10年以上前に確か観た覚えがあり、今月初めネットで再演(ではないかな?もう何度目なのかな)を知り、懐かしさで観たくなって前売りを予約しました。

何年も前に観た芝居をもう一度再見し、芝居も成長しているし、私自身も、m成長はしていないかもしれないがもう少し見方が変わっている今、また新しい印象と懐かしい思い出が交錯する芝居でした。

この芝居の、というより脚本と主演を行う田窪一世氏のスタイルですが、ファンタジー的な枠の中で、現実の厳しさも貧しさもきちんと描いていくのが実にうまく、きれいごとには決してならないけど希望は感じさせてくれるストーリーが多い。本作も人生に疲れ始めている、しかも過去を引きずった売れない女優が淋しく迎えたクリスマス・イブの夜、死神が訪ねてくるところから始まるお話ですが、この脚本のアイデアで芝居5本はかけるんじゃないかと思うようなぜいたくなキャラクターやエピソードが詰め込まれていて、実に芝居に広がりがある。そして、ヒロインが成長していくところを見せながらも決してめでたしめでたしじゃないところがまたほろ苦くていい。

芝居というのはとにかく「ライブ」

目の前で人間が語り動いていること、それ自体が感動を呼ぶものです。この芝居でも、ストーリーとはほとんど関係ないわき役の演技もとてもよくて印象に残りました。毎年クリスマスを淋しく過ごしているのにいかにもパーテイをしているかのようにふるまうお婆さんの役とか、別にいい役じゃないんだけど印象に残る。かって小劇場ムーブメントとかいうものがあって、そこからたくさんの才能が世に出ました。やはり私は野田秀樹が最高峰と思いますが、他にもたくさんの名作が生まれた。
そして、それだけではなく、とにかく今でも爆発的なものではなくても、10年、20年、そしてもっともっと長く、芝居というライブを続けている人たちがいる。その現場に触れることができました。こういう芝居を見ると、もうちょっと真面目に人間頑張ろうかなという、照れ臭いほど正直な気持ちになるものです。充実した2時間を過ごさせてもらいました
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