「草はらに葬られた記憶」ミンガト・ボラク著 を紹介させていただきました

「草原に葬られた記憶」ミンガト・ボラク著 を、動画にて紹介させていただきました。

本書は、戦前・戦中、内モンゴルで様々な活動を行っていた「日本特務」の人たちの思い出をモンゴルの古老の人たちが語ると共に、この時期、日本が様々な工作活動をモンゴルで展開していたこと、モンゴル人たちが明確に独立を認めない日本の方針には反発しつつも、ともに協力、交流していたことを証言に基づいて記録しています。

しかし、この日本との交流のおかげで、かえって中国共産党支配下でモンゴル人は敵視されることになりました。文化大革命時代、その世代のモンゴル人は日本帝国主義のスパイとして徹底的な拷問や暴力を加えられ、自分が「スパイだった」と証言を強制されます。著者はできるだけ残酷な表現を避け、抑制された語り口をしているのですが、それでも読んでいるのがつらい(手の指や爪にひどい拷問をされ、生涯、握手も、写真を撮る時手を見せることもしなくなった人の証言等)。

楊海英氏の一連の仕事共に、ミンガト・ボラク氏の著書にもぜひふれてみてください

Subscribe to RSS Feed