11月19日、屈折の貴公子・土屋嘉男追悼上映会のお知らせ

黒澤明に愛された男、永遠のX星人逝く
幽玄と妖艶 耽美と淫靡 
屈折の貴公子・土屋嘉男の代表作2作を追悼上映!

「七人の侍」など黒澤明監督作品の常連だった俳優、土屋嘉男さんが、2017年2月8日に肺がんで亡くなりました。黒澤監督の「七人の侍」で野武士に最愛の妻を奪われる農民、利吉役を熱演、以降、「隠し砦の三悪人」「用心棒」「天国と地獄」「赤ひげ」などの黒澤作品に出演しています。しかし、彼はそれだけではなく、「ガス人間第一号」「マタンゴ」、そして若き日のピーターが出演した映画「薔薇の葬列」にも出演、素晴らしい演技を見せていました。今回は追悼上映会を下記のとおり開催します。未見の方、ここでちょっと紹介した映像にピンと来た人はぜひご参加ください。前者はLGBTなどというきれいごとの言葉を吹き飛ばす傑作、後者はアメリカでも大ヒットした恋愛&日本版フランケンシュタイン映画&日本舞踊のオリエンタル作品(?)是非ご来場を。

日時 11月19日(日)午後4時開場

4時15分から上映 「薔薇の葬列」(1969年)

6時15分から上映 「ガス人間第一号」(1965年)

場所 TKPスター貸会議室四谷

東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル 302号室(第1)
http://www.kaigishitsu.jp/gmap/gmap-yotsuya.html

隠花の魅力

実は女の不貞を描き続けてきた黒澤作品にとって『七人の侍』の利吉は『羅生門』の金沢武弘(森雅之)と並ぶ悲惨な役柄である。なにせ、野武士にさらわれた女房が、その野武士たちと結構よろしくやっているところを目撃してしまうのだから。かようにこの人には屈折した男のダンディズムがよく似合う。X星人もさることながら、犯罪もいとわぬ美への殉愛を遂げる『ガス人間』水野、すね毛剃りの安全カミソリの操りも見事な『薔薇の葬列』のゲイバー・オーナー権田が瞼の裏の銀幕から消えぬ。

黒澤明に愛されながら決して、コクトーにおけるジャン ・マレー、ヴィスコンティにおけるH・バーガーになりたがらない、奥ゆかしさの屈折が、またこの人らしい。(但馬オサム)

参加費 無料

主催 江東映像文化振興事業団
連絡先 メール:miurakotarou@hotmail.com

事前登録は必要ありません、直接会場においでください。

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